Q.7 髪のボリュームをうまくコントロールできません。でないorですぎる場合のそれぞれの対処方法は?
【解説1】ボリューム不足でべたんこ髪になっている場合の対策
もともと髪が薄く、細いという人もいれば加齢によって細くコシがなくなってきたという人もいると思います。 ボリューム不足の根本的な原因は毛量の少なさと1本1歩の髪にハリ・コシがないことだということはまず覚えておきましょう。
一番簡単にできるボリュームアップの方法はドライヤーを使って毛流れとは逆方向へ髪を流して根元へ送風することで 髪を立ち上がらせてボリュームアップをはかるというもの。その場しのぎではありますがやってみると意外と悪くありません。
同じような感じでスタイリング剤を使って髪をふんわり仕上げるものもあります。
毛量を増やしたり、1本1本の髪を太く、強くしてボリュームを出したいという場合は 髪と同じ成分であるケラチンなどタンパク質を補えるシャンプーを中心に育毛剤も使ってみたいところ。
市販の育毛剤は発毛というのは不可能だと思いますが、血行を促進したり、有効成分を頭皮に供給するということはできるので 女性であれば髪が痩せてきたという場合にはけっこう効果があるものなんです。
花王からでている「セグレタ」のようなリフティング処方のシャンプーを使うのもいいですが、汚れを落とすのが目的のシャンプーよりは うるおい成分や有効成分を補給できる育毛剤のほうがやはり効果という点では実感しやすいと思います。
【解説2】髪にボリュームが出過ぎてしまう場合の対策
ボリューム不足に比べるとボリュームが出過ぎる悩みというのはせいぜいヘアスタイルが決まらないという程度の悩みなので深刻さが違いますが(笑)、爆発ヘアもそれはそれで困るのは事実です。
ボリューム過剰の髪の行き着く先は縮毛矯正なんですが、髪へのダメージやストレスを考えると最後の手段としてとっておきたいところ。 まずはヘアケアで何とか抑えられないかを試してみるのがいいと思います。
ボリュームが出過ぎてしまう髪というのは、「髪質」「湿気」「乾燥」のいずれかの影響を受けていることが考えられるので ヘアケアで髪の水分バランスを調整するとうまくまとまるケースがあります。
シャンプーやトリートメントを変えるという方法もありますが、一番簡単なのはオイルを利用することです。オイルで髪をコーティングすることで「湿気」からも「乾燥」からも 髪を守れます。オイルの重さもあるのでボリュームも抑えることができるんですね。
髪を構成するケラチンは水を吸うと伸びるタイプと縮みやすいタイプが混在しています。そのため湿気と乾燥という真逆の状態に反応してしまうわけです。これは豆知識として知っておいてください。
いずれにせよキューティクルがしっかり閉じている健康な髪ならば湿気や乾燥の影響は受けにくいはずなので普段からの美髪作りが大切になるということです。
なお、髪質でボリュームがですぎる場合は髪型を変えるか、縮毛矯正の2択になります。美容師さんと相談してみてください。