皮脂・汗は髪からツヤを奪う原因。
皮脂はツヤを奪い、ニオイの原因にもなります!
地肌と髪はかなり密接な関係があり、地肌が皮脂でベタついていると髪もベタつくため汚れが付着しやすくなってしまいます。そのためツヤがなくなってしまう原因になるんですね。
皮脂を分泌する皮脂腺というのは基本的に毛が密集したところに多く存在し、頭皮も例外なく皮脂腺が密集しています。そのため顔と比べて皮脂の分泌量は2倍以上ありますし、毛穴も大きかったと思います。
蒸れやすいこともあって皮脂や汗が分泌されると前述したように髪がベタつくようになりますし、皮脂や汗が菌に分解されるとニオイの原因にもなります。
ただ、よく育毛シャンプーの販売ページなどにあるような皮脂や汚れが毛穴に溜まるとヘアサイクルに影響がでて抜け毛の原因になるというのは嘘なので信じないでください。
皮脂や汚れが毛穴に詰まるのがよくないといっているのは育毛シャンプー業界だけであって、皮膚科やAGA治療など薄毛を専門的に扱っているクリニックでは皮脂が抜け毛の原因になることはないというのは常識です。
相変わらず深夜に変な育毛サロンのCMなどもやっていますが、騙されないでほしいなと思います。毛穴詰まりを防いで抜け毛がおさまるのであれば薄毛に悩む人はこんなに多くないはずですから。
皮脂・汗を防ぐヘアケアのやり方は!?
皮脂が多いなら皮脂を取り除くスカルプケアを行うものと考えがちですが、それは間違いでシャンプーを減らすのが正解です。
肌のお手入れのときもそうだと思いますが、肌が乾燥しているときほど乾燥を防ごうと皮脂が分泌されます。頭皮も同じことで 頭皮が乾燥していると皮脂が過剰に分泌されやすいんです。
これは実際にシャンプーのメーカーだったかが調べた内容で、湿度や気温で蒸れるはずの夏季より冬季の方が滞留皮脂の量が多いことが確認されています。 こうした客観的なデータも参考にすると頭皮の皮脂対策は保湿ケアをすることが一番大事だということですね。
皮脂を放置しておいたら逆にどうなるかですが、これは皮脂が酸化して過酸化脂質という刺激物質になって頭皮にダメージを与えてしまうので間接的に髪に悪い影響を与えるといえます。
そう考えると1日1回、夜のシャンプーで皮脂は洗い落としておいたほうがいいということです。
それから皮脂の分泌量はストレスや食生活によっても増えることが確認されています。ストレス対策は運動したり、お風呂にゆっくリ浸かったりと自分なりにベストな方法を探して もらうほかありませんが、食生活に関しては、皮脂の分泌をコントロールしてくれるビタミンB2、B6あたりを積極的に摂取するようにしてください。